こんにちは!
現在国内で投資をしている人は約15%ほどと言われており、NISAやインデックス投資
が話題になる機会は増えていますが投資をしている人はまだ少数派という状況です。
投資をしていない、知らない人は「投資はギャンブル。貯金が堅実」という昔から
言われている刷り込みをいまだに信じている人もいると思います。
しかし現代は円安が過去にないほど進んでおり、日を追うごとに物価が上がり、
円の価値は下がり続けています。
そのような状況でも愚直に貯金をし続けることが果たして最善なのでしょうか?
そもそも「投資」と一口に言っても手法や何に投資するかによって多種多様です。
例えばFX(他国の通貨を売買して価格差で利益を得る)やビットコインのような
仮想通貨(取引中に変動する価格差で利益を得る)は価格の乱高下が大きく、
上昇下降の傾向がほぼ読めないことからハイリスク、ハイリターンの
ギャンブル性が高い投資と言えます。
一方で不動産投資(不動産を購入して家賃収入を得る)や債券投資(地方や企業が
資金を得る目的で発行する有価証券を満期まで持つことで返還時に買った時より
利益がプラスされて戻ってくる)は、ある程度知識を持っていれば大きく失敗する
可能性は低くリスクとリターンは中程度の投資手法です。
そんな数ある投資の中でも、インデックス投資は上記の投資に比べれば
リスクも低く再現性が高い投資として注目を集めていますが、
今回は、インデックス投資を30年間続けた場合、貯金だけを続けた人と
どのくらいの差が生まれるのかを具体的な数字でご紹介します。
前提条件
まず初めに、前提条件を決めます。
・Aさん(貯金のみ)
毎月3万円を30年間貯金する
・Bさん(インデックスファンドを積立て投資する)
毎月3万円を全世界株(オールカントリー)に30年間再投資で積立て投資する
※利回りは過去30年の平均である「8.7%」で計算します
30年後の結果
・Aさん(貯金だけ)の結果
10,800,000円(30万円×12か月×30年)
・Bさん(インデックスファンドを積立て投資する)の結果
51,606,647円
以下投資シュミレーションサイトを利用して試算しました。
アセットマネジメントOne-資産運用かんたんシュミレーション
結果は貯金だけしている人の5倍以上の約5000万円となり、
4000万円以上の差が出る結果となりました。
もちろんこれは過去の利回りを使った試算なので、将来も同じ結果になる
訳ではありませんが、過去の事実に基づくデータをもとにした結果なので
今後を考える上で十分参考にはなると思います。
ではなぜこれほどまでの結果になったかですが、
①インデックスファンドを選んだから
インデックスファンドは株価に連動することを目指す投資信託なので、
その時代に成長している国や企業に広く分散投資します。
なので、暴落や不景気が来ても比較的安定しています。
②再投資したから
利益が出た分を受け取らずに投資に回すことを再投資と言います。
再投資を行うことで複利が働きますので資産の増加額が格段に早まります。
複利についての詳細は複利は毒にも薬にもなるのブログをご覧ください!
ノーリスク=堅実ではない
貯金は元本割れがないためノーリスクですが、金利が年0.001%の場合
100万円を1年預けても利息は1円です。
しかも円安により円の価値が下がっているのでノーリターンどころか
実質マイナスです。
今の時代の堅実は、自分が許容できる適切なリスクの範囲内で資産を
増やすための行動を起こすことだと思います。
どうしても失敗が怖いという人は1000円からでも始められるので
小さく始めて雰囲気を掴んでみるのもよいと思います!
適切なリスクがどのくらいか知りたい人は
貯金ゼロで投資を始めてはいけない理由のブログを見ることを
おすすめします!
このブログがみなさんの資産運用のお役に立てれば幸いです。
本日はここまで!ありがとうございました。