こんにちは!
今回は貯金ゼロで投資を始めてはいけない理由についてお話ししようと思います。
投資をするだけなら手持ちがあれば株は買えますし、最近は株価も連日最高値を
更新していて持っている株の価値も右肩上がりなので、銀行に預金していても
増えない現金はどんどん投資に回して資産を増やすべきという考えになりがちです。
このブログでは投資をおすすめしていますが、貯金を全部はたいてするような
投資は全くおすすめしません。
今回はなぜ投資をするのに貯金が必要なのかについてお話してみたいと思います。
投資に貯金が必要な理由①:長期投資できないリスク
インデックス投資では、株を長期間保有して価値が上がるまで持ち続ける
(キャピタルゲインを増やす)投資手法です。
一度購入した株は基本的に15年以上は売らずに持ち続けないと統計的には
得できない仕組みなので、一度預けると15年間は引き出せない
(引き出すべきではない)資産と考えるべきです。
例えば、1年後にスマホを買い替える予定があるとか、3年後に車を買う予定
があるなど、まとまったお金を使う予定がある場合に貯金がないとどうなる
でしょうか。
そんなときに株を売って株価が買った時より低かった場合、高く買った株を
安く売ることになるので結果的に損をすることになります。
少なくとも10年以内で使う予定のあるお金は投資に回さずに手元に置いておく
(貯金しておく)のが投資で損をしないためには必要だと思います。
投資に貯金が必要な理由②:売却のタイミングを選べない
1つ目の理由とも少し重なりますが、お金が必要になって株を売却する場合
売るときの株価がいくら低くても売却するしか選択肢がないという状態に
なってしまいます。
株は買う時より売るときの方が難しいと言われています。
その理由は、売るときは買ったときより高く売りたいですし、できれば
株価が一番高いタイミングで売却したいものですが、
「株価が一番高いタイミング」がいつなのかは誰にも分からないのです。
貯金がなければお金が欲しい時=売却するタイミングとなり、利益が
少なくなったり、場合によっては損をしてしまうこともあります。
貯金があれば、購入した株に手を付ける必要がないので、株を売る
タイミングを「自分の目標を達成したとき」にできますし、損を
しそうなら少し待つというような選択もできます。
投資に貯金が必要な理由③:暴落時に心の平穏が保てない
株価は長い歴史で見ると絶好調と暴落を繰り返しながら少しづつ右肩上がり
をしています。
頭では暴落することもあると分かってはいても、いざ暴落すると毎日株価が下がり
自分の資産が減り続けていく現実を受け止めるのは中々難しいはずです。
そんなときに資産が株だけだった場合、自分の全資産が半分やそれ以下に
なってしまうのを見続けることに耐えられなくなり損切り覚悟で売却してしまう
という話はよく聞きます。
貯金は置いてても増えも減りもしないですが、暴落時に「減らない資産を持っている」
という心の支えになってくれます。
インデックス投資は穏やかな日も嵐の日も話さずに持ち続ける胆力が必要なので、
株価が暴落したときは買い時だと思えるくらいの気持ちになれるくらいの貯金は
あった方がいいと思います。
貯金と投資はバランスが大事
貯金だけしてても資産は増えないですし、投資にすべて回してしまうと
これまでお話したようなことになってしまいます。
貯金も投資もメリットとデメリットがあるので、バランスよく持つことが
大切です。
この「バランス」は人によって違ってきますが、例えば「株の資産が
ゼロになっても生活が破綻しない」くらいには貯金を持っておくことを
オススメします。
投資に絶対儲かるはないので、自分のリスクの範囲内で長く、ゆるーく
付き合っていくくらいがちょうどいいのかなと思います!
今回はここまで!ありがとうございました。